フロッタージュイラストレーション(ワークショップ)

119月 - による Author - 0 - WORKSHOP

 

学生作品(桑沢デザイン研究所 基礎造形専攻修了展(2012)より) Photo by Sayaka Mochizuki

これは基礎造形教育の課題内容としても活用しているが、いわゆる「凹凸の収集」であるフロッタージュ作業とコラージュ技法によるイラストレーションを繋げることで無目的的作業を目的的作業に移行させる面白さがあり、それを受講者は味わうことになる。

ワークショップ会場内(例えば美術館)や会場周辺の様々な凹凸をクレヨン、色鉛筆等で出来るだけ沢山取材(写し取る)させる。その段階では受講者にフロッタージュの目的を知らせない。取材後、このフロッタージュを利用してコラージュによる見立てのイラストレーションを制作させる。

最初からイラスト制作の目的を伝えるとその先入観のもとにフロッタージュ取材を進めることになり、取材に意外性や面白さが失われる。

一次展開でただ凸凹を取材する面白さに徹底することが、表現をダイナミックにすることになり、二次展開では想定外のフロッタージュ素材を自由にねじ曲げてコラージュする受講生の姿は生き生きとしている。

ワークショップを展開する上でのセオリーといってもいいのが「どの段階でどこまで手の内を見せるか」が大切になってくる。