お中元って何だ?(大学教員時代の忙しい日々⑦)

248月 - による mijomijo - 0 - ART WORKS CG ESSAY

 

●7月6日 お中元って何だ?

普段滅多に行かないデパートに行った。お中元商戦の初日とやらで、えらく混んでいた。それにしても最上階にある催事場のお中元コーナー、ありゃ何だ?

自分の気持ちで選んでパッケージするのがギフトのはずだ。じゃあなければ存在意味はない。なのに、お中元、お歳暮に限らずバレンタインでもクリスマスでも、予算別に分かれたギフトコーナーなんてものがいちちできるのか不思議でしょうがない。これではますます日本人の想像力を欠落させてしまう。

ギフトの時期が決まっていることだって変だ。「今あの人にこれをあげたいからあげる」っていうのがまともな考えだと思う。行事でないとプレゼントができないなんておかしいよ。

それに、お中元、お歳暮とというのは誰かに一度贈ると翌年も贈んなきゃいけない。最初から贈らないより途中で贈らなくなるほうが印象が悪いもの。こんなばかばかしいものはない。これは血の通ったコミュニケーションとはとても思えない。

ただ、こんなこと言っても、いただける物はいただきますデス。

 

●同日夜 続・お中元って何だ?

そう言えば数年前、あるデパートの依頼でお中元の新聞広告を制作したことがあった。ビジュアルは、バスタブに入っている女の子に、男の子が窓からプレゼントを渡そうとしているもの。クリエーティブ・ディレクターでありながらコピーまで考えた。

 

「お中元、お歳暮、なんのその。誕生日、冠婚葬祭なんのその。贈りたいときがギフトタイミング」

 

つまり大いに皮肉を盛り込んだのだけど、クライアントには通じなくて大好評を博してしまった。