作品展示の意味

38月 - による mijomijo - 0 - ART WORKS EXHIBITION PRODUCT

 

「大久保晃デザインワーク展(相鉄文化会館・相鉄ギャラリー、1993年6月)

私は自分の発表をする時、あまり画廊の様なところでは展覧会等をやりません。殆ど、オープン・スペース=パブリック・スペースでしか個展をやりません。何故なら、いいギャラリーは結構ありますが、入りづらい思いをした事がありませんか。

入り口が狭くて、だいたい暗い。個展会場に入ると、椅子に座った作家らしい人とお客さんらしき人が、こちらの方を一瞥して終わり。何故側に寄って来て「どうぞ御覧下さい。」と積極的にやらないんでしょうか。

 

個展ディスプレイ(船橋西武、1989)

アメリカのギャラリー等は、アーティストがとても熱心に観覧者に自分の作品を説明します。そしてとても明るく楽しいムードを作っています。日本のアーティストは暗い。

これはスペースの問題ではないのかも知れませんが、やはり空間イメージは大切です。私は買い物かごを提げたおばさんでも入って来れる様なスペースでしか展示しません。人が何かを見せるという事は誰でも入りやすくするという事だと思います。

 

個展ディスプレイ(東急ワンオーナインギャラリー、1990)

自分が知っている人達で、案内を送った範囲の人しか来場しないという様な個展をやっても何の意味もありません。そんな身内の人達は逆にこなくてもいいくらいなんです。全然知らない人が一人でも多く見る事が展覧会の意味である筈です。それから、作品を褒められて「良く出来ませんでしたよ。」と妙な謙遜をするくらいなら個展をやらなければいいのにと思ってしまいます。人に観てもらいたいという自信があるからこそ個展をやる筈です。やはり褒められたら「ありがとう」です。

 

企画招待展(渋谷西武)

私は多くの企画展から依頼を受け、出品して来ましたが、この写真は百貨店の企画展に出典した時のものです。展覧会というのは結構タイトルが大切です。いわゆるコピーライティングです。この展示はクリスマス企画だったので、「クリスマスプレゼント展」とか「サンタクロース展」とか色々な候補が上ったのですが、今ひとつピンと来なくて、結局サンタクロースとファンタスティックをくっつけて、「サンタスティック・ナイト展」と名付けられました。有名コピーライターが考えてくれた展覧会名ですが、やはりアイデアが光っています。

展覧会名ひとつで、そのイメージや動員力が違ってきます。これもコピーライトとはいえデザインの一要素だと思います。

こうして色々な作品を展示発表していくうちに、自分のキャラクターが出来上って来ます。様々な作品を商品化し、キャラクター・グッズのショップも展開しています。Tシャツ、マグカップ、カレンダー、ステーショナリー等身の囲りの生活雑貨の提案をしています。