子どもへのデザインワークショップの可能性―アート&デザイン教室の監修と指導②

98月 - による mijomijo - 0 - WORKSHOP

 

長年デザインを取り込んだワークショップを開催・指導してきて感じることは、やはり参加させる親たちが子どもの表現能力ばかりに目がいき、ワークショップ側にそれを期待することが多いことだ。これは、美術教室に行けば、絵がうまくなるという先入観あるいはうまくなるために美術教室へ行く、行かせるという当然の理由が一般の前提になっているからである。一般には、絵はうまく描ければ良い作品だと考えられているが、うまい絵と魅力的な作品は往々にして別物である。

「アート&デザイン教室」ではアートがうまくなることを期待してきた保護者に前述のことを説明し、アートやデザインへの既成概念を取っ払うことからスタートする。もちろん子どもにはそんな説明はいらない。彼らはテーマが面白くて魅力的であれば、どんどん制作するし、つまらなければ、何もしないだけである。

「アート&デザイン教室」ではこのいちばん面倒な、親の既成概念を捨てさせることと、展開の意外性で子どもたちを飽きさせないカリキュラム作りを目指してきた。

子どもが面白がって作ったものを、そこで完結するのではなく、「トリミング」、「フレーミング」、「サイズアップ」などデザイン的操作を教えることで、こどもたちがひとつの作品の複合的な可能性を感じることになると信じている。

講師への指導用ガイド・カリキュラム

 

協力・資料提供:ヤマハ株式会社